ハウス1周年記念「石本藤雄 はしおき」発売

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ハウス1周年記念「石本藤雄 はしおき」発売

ムスタキビハウスの1周年をお祝いして、石本藤雄が、はしおきを作陶しました。カラーは織部(グリーン)と白茶(ベージュ)。ムスタキビの器とも合わせやすいカラーです。一つひとつ、すべて石本の手によってつくられたはしおきを、ムスタキビハウス、ムスタキビギャラリーアンド、オンラインストアにて、数量限定販売します。

石本のアトリエで、はしおきが完成するまで

夏のとある日に、石本のアトリエで、はしおきの制作が始まりました。使う土は、石本が普段、陶芸作品の制作で使っているものと同じです。慣れた手つきで土を捏ねて、棒状に丸めていきます。それをスタッフがちぎって丸め、球状の塊に。その球を、石本が一つひとつ丁寧に押し潰した後、箸を置く溝をつくり、裏面にMustakiviの「M」の文字を押していきます。

球を潰していく。一つひとつ、力を必要とする作業。

お箸を乗せる溝を刻む。

潰した時に入る、縁のヒビの風合いに面白みを感じていた。

Mustakiviの「M」を入れていく。

数日乾燥させたのち、素焼きに。その後、裏面に撥水加工を施し、釉薬を掛け、裏面を拭き取り、本焼きに。釉薬は、織部と透明釉を使っています。焼き上がった箸置きは裏面をヤスリがけして完成です。
 

窯に入れるために、一つひとつ並べていく。

素焼き前の窯の中の様子。数段、重ねていく。

素焼きを終え、釉薬を掛けたはしおきの裏面を、濡らしたスポンジで拭き取っていく。

根気のいる丁寧な作業。

釉薬が剥がれている部分は筆を使って補修。

静かなアトリエで、黙々と作業が進む。

石本の手のぬくもりを日常に

ころんとした丸いかたち、押し潰された時にできたヒビの表情にそれぞれ個性が感じられるはしおきとなりました。同じものが二つとないはしおきを、店頭では、お好きなものをお選びいただけます(オンラインストアはスタッフにお任せください)。
 

石本藤雄 はしおき 織部/石本が作品でもよく使用する釉薬。

石本藤雄 はしおき 白茶/土の色、表情がそのまま伝わる透明釉を使用。

裏面は「M」の刻印。

ムスタキビハウスは、時を経ても変わらない美しさをもっているもの、そして使い続けることで、更に魅力と愛着が増すものをセレクトし、美しく機能的な道具と共に暮らす、特別ではなくとも、心を潤わせる生活の提案をしてきました。そうしたものや暮らしと響き合う、石本の手仕事が生み出したはしおきを、この機会にお求めください。
 

完成したはしおきを並べて、使い心地を確かめる石本。

素朴な日常使いのお箸が似合うと石本談。

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