No.6 Heart|Oiva Toikka|1970s
No.6 Heart|Oiva Toikka|1970s
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Heart|Oiva Toikka|1970s

Designer: Oiva Toikka
Year: 1970s
Size: W4.5 × D5 × H3.5 cm
Maker: Nuutajärvi
Sign: O.T Nuutajärvi Notsjö


オイバ・トイッカが手がけたハートのオブジェ。

最も初期のハート作品は、1971年にフィンランド・グラス・ミュージアムで開催された「Kokeiluja(実験/試作品)」展に出品されたことが知られています。

こちらも1970年代に制作された一点物です。

ハートという誰もが知るかたちでありながら、その表現は決して定型的ではありません。

オイバは鳥や果実、さまざまなガラス作品で試みていた色彩や装飾を、この小さなかたちのなかにも持ち込みました。

そのため、一つひとつが異なる表情を持ち、同じハートは存在しません。

鮮やかな色彩。

有機的な輪郭。

そして、どこかユーモラスな佇まい。

そこには、モチーフの意味を語るというより、ガラスという素材そのものを楽しんでいるような自由さがあります。

手のひらに収まるほどの小さな作品ですが、眺めていると不思議と存在感があります。

オブジェとして飾ってもよいですし、ペーパーウェイトとして日々の暮らしのなかで使うのもよい。

光を受けるたびに表情を変えながら、静かにその場所の景色に加わっていきます。


Oiva Toikka(オイバ・トイッカ)|1931–2019|FINLAND

フィンランドを代表するデザイナーのひとり。「Kastehelmi(カステヘルミ)」や「Birds by Toikka」をはじめ、多くのプロダクトやアート作品を生み出しました。鮮やかな色彩や大胆な造形で知られる一方、その創作の背景には民俗芸術や古代文化への深い関心がありました。戦後フィンランドデザインが機能性や合理性を追求するなかで、オイバはむしろ、ユーモアや偶然性、人間らしい不完全さに魅力を見出していました。

「私はそれを仕事とは呼ばないね。楽しむことが好きなんだ。」

83歳のときに残したその言葉の通り、彼の作品には自由な発想と遊び心が息づいています。石本藤雄とも親交が深く、互いの作品を暮らしのなかで愛用していました。


ARABIA / Nuutajärvi(アラビア/ヌータヤルヴィ)|FINLAND

Nuutajärviは1793年創業の、フィンランド最古のガラス工場のひとつです。1950年にARABIAと同じWärtsiläグループの傘下となり、カイ・フランクをアートディレクターに迎えたことで、フィンランド・ガラスデザインの黄金期を築きました。1988年にはIittalaと統合され、2014年にガラス生産は終了。オイバ・トイッカをはじめ、多くの名作がこの地から生まれました。

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